危篤を知らせる

お葬式のことは、普段の生活ではなかなか考えることがないものですね。
ですが、避けては通れない、大切な人の「死」と向かい合い、送るための大切な儀式です。

お葬式の基礎知識として、各場面ごとにすべきことを記していきます。

『危篤と知らされたら』

危篤ということを告げられたら、まず初めに、最後のときを過ごしたい人に連絡をしなくてはなりません。
ご家族、ご親戚、特に親、兄弟姉妹、子供、祖父母、孫など、近親者への連絡が第一です。

また、故人が生前親しかった人、
付き合いが使いご友人、また、会いたがっていた人への連絡もしましょう。

また、キリスト教徒の場合は、牧師さんや神父さんにより臨終の儀式をしていただきます。
所属している教会への連絡を忘れないようにしましょう。

危篤を知らせる相手について 遺族側の心得

病院にて、医師から「危篤状態」と告げられたら、
最後の別れをする人たちに連絡を取らなければなりません。

基本的に、危篤を知らせる相手はこのような方々です。

・家族や近親者。
両親、妻子、親しい親族、
兄弟、姉妹、祖父母、孫
配偶者の両親、兄弟、姉妹
おじ、おば、甥、姪

もし、交流が途絶えているような肉親でも、最後に会える機会となります。
ですから、できるだけ会えるように連絡をしてみるとよいのではないでしょうか。


・本人の親しい、深い間柄の友人、知人


・勤務先や学校、関係団体などの公的な方々

どなたに知らせるばあいでも、本人が会いたいと願っている相手に、
お知らせすることがとても大切です。

死期が迫っていることを先に医師に告げられた時には、知らせる相手を
まとめておくとよいです。

危篤を知らせる方法 電報にて

危篤を知らせる場合は、電話が一番早くて確実です。
けれどどうしても、電話での連絡が取れない場合は、
電報、ファックス、E-メールを使いましょう。

その際は、用件を的確に伝えるように、
以下のことをまとめてから、発信しましょう。

・危篤となっている人の名前
はっきりと。

・危篤となっている人がいる場所
電話番号
病院ならば、病院名、科名、病室の番号
そこへ行くための交通機関
道筋

・危篤となっている方の現在の症状

そして、最後に「一目あっていただけませんか」という一言を
そえるとよいです。

最後には差出人の名前を書きますが、
その際は、フルネームを書くのがマナーです。

電報はNTTの「電報サービスセンター」115番
または、インターネットのD-MAIL を利用しましょう。

緊急定型文が、NTTで用意されています。
それを利用する場合、は、午前8時~午後10時までに申し込めば、
その日のうちに配達してくれます。

危篤を知らせる方法 電話にて

危篤を知らせる方法には、
電話や電報の利用があります。

危篤はできるだけ速やかに、そして確実に知らせなければならないため、
電話の利用を一番に考えましょう。

たとえ深夜や早朝であったとしても、相手が目上の方の場合でも、
緊急のことですから、
電話で連絡をしましょう。

相手に伝えるときには、手短に用件を話しましょう。

電話で話す内容は次の通りです。

・危篤となっている方の名前
・危篤となっている人のいる場所、
住所、電話番号、病院名、病室の場所
その場所までの交通機関、道筋
・病状
・いつごろ、来ていただきたいのか

○○が危篤です。一目あっていただけませんか?と
伝えるのが良いでしょう。

相手が電話に出ない場合には、
留守番電話に録音をしましょう。
その際、電話をかけた時間を必ず言い添えるようにします。

携帯電話の番号を知っている場合には、
そちらを使って連絡を取るとよいでしょう。

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